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院長のひとり言 妊活 5ページ目

コラム 妊活 〜自律神経と便秘の関係性〜

体質改善してますか?     
 
 
青葉区市ヶ尾の鍼灸院 妊娠しやすい体質への改善、マタニティから産後ケア、女性の健康と美容のライフサポートをする いとう鍼灸院 伊藤です。      
 
 
本日のお話は『自律神経と便秘』
 
 
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妊娠しやすい体質に変えていく事で非常に重要になってくる食。
 
 
人を良くしていくと書いて食です。
 
 
食の改善が細胞の改善につながり、細胞の質の向上は卵子の質の向上となります。
 
 
しかし、良いものを食べてもしっかりと消化・吸収できなくては栄養として最大限に利用できません。
 
 
 
人は食べたもので生きているのではなく、消化し、吸収したもので生きているのですから。
 
 
そこで問題になってくるのが便秘の症状。
 
 
便秘になると言う事は消化、吸収、排泄のバランスが崩れいるサインです。
 
 
便秘には「腸の機能低下で起こる便秘」と「何らかの病気で起こる便秘」の2種類があります。
 
 
特に女性に多いのは「腸の機能低下で起こる便秘」と言われています。
 
 
快便は健康のバロメーターの1つ。
 
 
便秘は自律神経の乱れによって生じることが多いと言えます。
 
 
例えば始めての場所や行き慣れない所に旅行にいくと便秘になるといった経験をした事が有りません?
 
 
これは普段と違う環境で交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうからなんです。
 
 
特に環境変化などで体が緊張したりしている時は交感神経が優位に働いているんです。
 
 
日常生活に当ては見てると交感神経が働きやすい時間帯は日中。
 
 
主に仕事や家事、育児、勉強、運動などをしている時に優位に働いています。
 
 
逆に副交感神経が優位に働いている時間帯は夜間。
 
 
リラックスしている時や眠っている時、その他にも食事をしている時、お風呂に入っている時などで優位に働いています。
 
 
副交感神経が優位に働いている時は胃腸など消化器官の働きは活発になり、栄養の吸収や老廃物の排泄が進みます。
 
 
その為、過度の緊張などで交感神経が優位に働いてしまっていると消化、吸収、排泄にも良くないことがわかりますね。
 
 
また、女性は生理周期によっても便秘になってしまいます。
 
 
生理前にはプロスタグランジンというホルモンが出ているのですが、このホルモンは腸の蠕動運動を低下させてしまう働きがあるんです。
 
 
その為に生理前に便秘になってしまう方な多いんです。
 
 
 
便秘を解消するためには自律神経や女性ホルモンのバランスを安定させ、腸内環境を整えることが重要です。
 
 
では、どんなことが大事なのでしょうか?
 
 
便秘解消の最も重要なポイントは腸の蠕動運動です。
 
 
蠕動運動というのは腸の内容物を先へ先へと押し出す動きのことで、この動きが弱まると、食べた物が腸内で異常発酵するなどして、悪玉菌が活動しやすい悪い腸内環境になってしまうのです。
 
 
一方、蠕動運動が活発になると、腸に残っている物がスムーズに押し出され、腸内がきれいになり、善玉菌が活躍しやすくなります。
 
 
そして、この蠕動運動を支配しているのが自律神経のうちの副交感神経なのです。
 
 
自律神経が乱れている人の多くは副交感神経の働きが低下しています。
 
 
このため、蠕動運動も不活発になり便秘がおきるのです。
 
 
副交感神経の働きを高めてやれば、蠕動運動も活発になり、腸内環境が整います。すると、さらに副交感神経の働きが高まります。この好循環によって、便秘が解消する方向に向かうのです。
 
 
 
また締め付ける刺激は自律神経を乱す原因の1つ。
 
体を細く見せようとして、ガードルをはいたり、小さめのショーツをはいている女性も多いですよね。
 
 
腸を締め付けると、腸の蠕動運動が低下してしまいます。
 
 
こちらも合わせて読んでみて下さい
 
『下着選び』

 
 
 
では、副交感神経の働きを高めるためには、どんなことが必要でしょうか?
 
 
副交感神経を働かせる様々なリラックス方法がありますが、それだけでは中々上手く行かない人もいるのではないでしょうか。
 
 
その為、「副交感神経を優位にする」という考え方はしないで、交感神経を働き過ぎない環境作りをする!!
 
 
どう言うことか、交感神経が働かなければいけなくなる原因はストレスによる身体の変化に対してです。
 
 
ストレスによって身体の機能が変化するから身体のバランスが乱れてしまいます。
 
 
交感神経はその乱れに対して必死にアプローチしているのです。
 
 
交感神経と副交感神経のバランスを左右の筋肉に例えてみるとわかりやすいかもしれません。
 
 
右足の筋肉に力が入っていないようなときには、左足の筋肉は右足の分も頑張って身体全体を支えてくれています。
 
 
その状態が続いてしまうと次第に骨盤のズレが生じたり、肩の高さが変わってしまい肩こりや腰痛を引き起こす。
 
 
要するにバランスの乱れた身体を必死になって支えようとしている状態が交感神経が優位になった状態と言えるんです。
 
 
身体のバランスが整っていれば、交感神経が過度に働く必要はないということなのです。
 
 
 
そこでセルフケアでおすすめなのが姿勢を意識する事。
 
 
脚を組んだり、頬杖をついたり、毎日の同じ所に負担をかけたりしないように心がけて下さい。
 
 
全身鏡で体をチェックするのも良い習慣です。
 
 
勿論、歪んだ体は戻りにくい方も多いですから施術を受けて頂くのもオススメです。
 
 
 
妊娠しやすい体への体質改善にはネットや本から知識を入れるだけでは何も変わりません。     
 
 
知識を得たら必ず実践、行動して質のよい卵を育てていきましょう。     

 

妊活 〜腸内環境と不妊体質〜

体質改善してますか?     
 
 
青葉区市ヶ尾の鍼灸院
 
妊娠しやすい体質への改善、マタニティから産後ケア、女性の健康と美容のライフサポートをする いとう鍼灸院の伊藤です。     
 
 
 
本日のお話は『腸内環境と不妊体質』
 


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腸内センサーって言葉をご存知ですか?
 
 
腸は第2の脳と言われているぐらい多くの神経細胞が集中している臓器です。
 
 
腸には身体に害になるものを識別して排除する機能が備わっています。
 
 
しかもその機能は脳の指令を受けずに腸が自分で働く防衛システムなんです。
 
 
発生学的に腸での消化は動物である私達の根幹といえるんです。
 
 
動物が最初に持った器官(特定の働きを持つ細胞の集団)が「腸」と言われています。
 
 
発生学では、まず腸が発生し、その後に脳が発生したんです。
 
 
この事から腸は脳と相関があるということがわかりますね。
 
 
そして腸と脳は自律神経という神経でつながっています。
 
 
例えば、ストレスを感じたりした時、下痢をしたり、便秘になったりした経験ってありませんか。
 
 
脳がストレスを感じるとそれが腸に伝わり、便秘が引き起こされたり、下痢を引き起こされたりするんです。
 
 
裏を返せば腸内環境を整えることによってストレスが軽減されると言うことになりますよね。
 
 
脳がストレスを感じると妊娠に必要な排卵をおこすホルモンの分泌が低下し、結果的に妊娠しにくい状態を起こすと言われています。
 
 
腸内環境を整える事で脳のストレスを軽減できれば、ホルモンの分泌を正常にする事が期待できますね。
 
 
また、腸は卵巣や卵管、子宮の後ろにある臓器です。
 
 
腸内環境が悪化し、便秘になると腸には不要な便が溜まり、卵巣や卵管、子宮を圧迫してしまいます。
 
 
圧迫された卵巣や卵管、子宮の場所によっては血流量は減ってしまいますので、質の良い卵子が育たなかったり、排卵時には卵管が通りにくかったりしますし、便秘によって受精しにくい状況になっている可能性もあります。
 
 
それだけでなく、腸内環境が悪化すると腐敗なガスが溜まってしまいます。
 
 
特にいつもお腹が張っている感じの人はガスが溜まっている事が多く、全身に腐敗ガスが再吸収され、細胞の劣化、酸化や老化を引き起こしてしまう事も考えられます。
 
 
その影響が卵子の質にも影響を与えたり、子宮の機能を低下させているということも十分考えられるんです。
 
 
 
そしてもう1つ、腸は免疫細胞のおよそ7割が集合している特殊な臓器です。
 
 
免疫細胞が正常に働くことで体は健康を維持することができます。
 
 
生命力があるとはこの免疫力、自然治癒力がある事と言い換えることができるんです。
 
 
自分の生命力が弱ければ子孫を残す事はできません。免疫力、自然治癒力に溢れているからこそ子孫を残す事ができます。
 
 
腸内環境が悪化していれば免疫機能は当然、低下してしまい、その結果、体は健康な状態を維持できないので質の高い卵子は育たなく、妊娠も成立しにくい体質になってしまうと考えられるんです。
 
 
 
 
そこで重要になるのが腸内環境の改善、腸内センサーの維持管理と言うわけです。
 
 
せっかく自然に備わっている有害物探知機があるのだからフル活用していきましょう。
 
 
フル活用する為にも大切になってくるのがメンテナンスですね。
 
 
すぐに始めれるのが着色料、香料、保存料、
 
それらを極力排除した食生活。
 
 
簡単な所では調味料の見直しです。
 
 
スーパーで特売で売ってるような醤油風調味料はダメですよ。
 
 
「さ・し・す・せ・そ」は質の高いものを選びましょう。
 
 
とくに原材料の表記には気を付けて下さい。
 
カタカナが多いもの、知らない単語が多いものは避けてみて下さい。
 
 
 
そしてデトックスとしてはファスティングがおすすです。
 
 
 
 
妊娠しやすい体への体質改善にはネットや本から知識を入れるだけでは何も変わりません。     
 
 
知識を得たら必ず実践、行動して質のよい卵を育てていきましょう。

陰陽からみた種まきのタイミング

体質改善してますか?     
 
 
青葉区市ヶ尾の鍼灸院 妊娠しやすい体質への改善、マタニティから産後ケア、女性の健康と美容のライフサポートをする いとう鍼灸院 伊藤です。     
 
 
 
本日のお話は『陰陽からみた種まきのタイミング』
 

コラム 陰陽からみた種まきのタイミング.png
 
ずばり、子づくりは夜の11時までに済ませるとよいかも。
 
 
妊娠しやすい体作り、体質改善の目的とは卵子の質の向上ですが、タイミングを取らなくては勿論、妊娠はしませんよね?
 
 
排卵のタイミングは排卵チェッカーを上手く活用してもらいたいですが、最適な時間ってあるの?
 
 
いつタイミングをとるのが効果的なのか、東洋医学の陰陽論から最適な子づくりのタイミング(時間帯)を考えてみようと思います。
 
 
陰陽には時間帯の変化あります。
 
 
私たちが何気に過ごしている、1日の中にもそのエネルギーはしっかり影響しています。
 
 
簡単に分けると昼間は陽、夜は陰になります。
 
 
そして、それをもっと細かにすると
 
 
2時~6時 陰中の陽
 
6時~12時 陽中の陽
 
12時~18時 陽中の陰
 
18時~2時 陰中の陰  
 
 
と現す事ができます。
 
 
子作りを考えた時の陰陽では
 
 
陽の極みに咲く花が受粉した時、『陽の中に陰』が生まれ、
 
 
陰の極みで地中に落ちた種に『陰の中の陽』があらわれると発芽、伸展へと向かう。
 
 
と表現されます。
 
 
陰陽論では陰の中にも陽に移行する為の陽があり、陽の中にも陰に移行する為の陰があるんです。
 
 
そして陰は種まきの時期、陽は発芽の時期と考えられます。
 
 
1日の中では午前0時を過ぎると転陽すると言われています。
 
 
しかし、実際にはその1時間前の午後11時には陽への転化が始まっているので、種まきは夜の11時までに済ませることが必要と言えるんです。
 
 
この事から転用の始まる11時過ぎは発芽の時期に入るので、陰陽論的には11時を過ぎての子づくりでは遅いというわけですね。
 
 
勿論、夫婦のコミュニケーションをとる時間帯がどうしても遅くなりがちな現代社会ですが、健康の事を考えても時間を意識してみるのも必要です。
 
 
是非、早めに夫婦の時間をとってみてくださいね。



妊娠しやすい体への体質改善にはネットや本から知識を入れるだけでは何も変わりません。     
 
 
知識を得たら必ず実践、行動して質のよい卵を育てていきましょう。     




陰陽バランス(陽気の過剰)とセックスレス

体質改善してますか?     
 
 
青葉区市ヶ尾の鍼灸院 妊娠しやすい体質への改善、マタニティから産後ケア、女性の健康と美容のライフサポートをする いとう鍼灸院 伊藤です。     
 
 
妊娠しやすい体への体質改善にはネットや本から知識を入れるだけでは何も変わりません。     
 
 
知識を得たら必ず実践、行動して質のよい卵を育てていきましょう。      
 
 
 
本日のお話は『陽氣の過剰とセックスレス』
 



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肌はスベスベしてますか?
 
体は柔らかいですか?
 
ほどよく脂肪がついていますか?
 
 
女性は陰に属すると言われています。
 
 
セックスレスに悩む女性の多くが細身で筋肉質であったり、我が身が強かったり、バリバリのキャリアウーマンであったり、また育児などのストレスを感じすぎていたりします。
 
これは陽が強いという事。
 
本来の女性の働き、陰が乱れていると言えるんです。
 
 
陰陽の考え方では男性は天=陽、能動的で積極的な働き、自律神経では交感神経です。
 
 
女性は地=陰、受動的で消極的な働きで自律神経では副交感神経です。
 
 
男性は交感神経を優位にさせ、緊張し興奮する、そして副交感神経が優位な女性に癒される。
 
 
これが男女の陰陽のバランスなのです。
 
 
副交感神経が優位な陰タイプの女性は肌は白く柔らかで、スベスベしている事が多く、体も柔らかく、丸みを帯びています。陰を象徴するものが多いんです。
 
 
もともと陽が強い男性は女性の柔らかい身体にふれ、安心することで陰を取り込みたいんですね。
 
 
 
陰と陽は互いに引きつけあい、バランスを取ろうとしています。男性と女性が引き付け合うのと同じですね。
 
 
同じものばかりが寄り集まるとバランスの悪いいびつなものになるように、陰と陰、陽と陽が重なると偏ったものになってしまいます。
 
その為、陰同士、陽同士は反発しあう作用があるんです。
 
 
陰陽バランスからみたセックスレスの理由の1つとして、男女ともに本来の男性(陽)の役割、女性(陰)の役割が曖昧になってきたということがあるのかもしれません。
 
 
オスとメスがいて、交わることで子孫を生む。陰陽の調和です。
 
 
心身において異なる身体のしくみや役割を持たせられたのには意味があるんですよ。
 
 
もともとの人間の起源を辿って考えてみると、人々の暮らしといえば男性は狩りに出かけ、獲物を捕らえて家族へと持ち帰る。
 
女性は住みかで食事の支度をしながら男性たちが無事帰るのを待つことが基本にありました。
 
 
現代社会においは男女平等と考え、女性も積極的に社会進出しています。それが悪いという事ではありませんが、結果的に女性も交感神経が優位な臨戦状態(陽が強い)になってしまい、陽の気が全面に出てきている状態が続いていると考えられます。
 
 
女性の陰中の陽が強くなれば、男性の陽の気と反発してしまい。結果的にお互いを求めなくなると考えられます。
 
 
女性が男性を受け入れられないのは陽の気を必要としてないという事ですね。
 
 
これが女性からみた陰陽バランスの崩れからくるセックスレスの原因と言えるんです。
 
 
 
そして陰陽が交わる場所は膣。
 
 
分解してみると、月、穴、至。
 
穴を通って陰(月)に至る。
 
 
陽の気が入ってくる所です。
 
 
陽の気が自分に多ければ外から必要としない。その結果としてセックスレスになっているって頷けますね。
 
 
 
陰陽のバランスを取る為には現状を知る事から。
 
 
常にイライラしてませんか?
 
子育てだけに集中し過ぎていませんか?
 
仕事に追われ、コミュニケーションをとる時間を疎かにしていませんか?
 
 
 
陽の気が強くなりすぎていませんか?
 
 
 
陰陽バランスを意識してみて下さい。
 
 
・陰性のものを食べる、根の物(ごぼう・大根・ニンジン・・・など)
 
 
・陰性の場に行く(神社仏閣・図書館・書店・・・など)
 
 
・陰性の色を求める(寒色(青)系の服を着る・青系の部屋や布団に入る)
 
 
・陰性の行動をする(瞑想・深呼吸をする・人の話を聞く・・・など)
 
 
 
たまには月を見ながらゆっくりお話しをしてみて下さいね。

妊活 ~足裏から体質改善~

体質改善してますか?     
 
 
青葉区市ヶ尾の鍼灸院
 
妊娠しやすい体質への改善、マタニティから産後ケア、女性の健康と美容のライフサポートをする いとう鍼灸院 伊藤です。     
 
 
妊娠しやすい体への体質改善にはネットや本から知識を入れるだけでは何も変わりません。     
 
 
知識を得たら必ず実践、行動して質のよい卵を育てていきましょう。      
 
 
本日のお話は『足裏から体質改善』
 
 
 
妊娠しやすい体作り、体質改善の目的とは?
体の根本的改善、生きる力、育む力を取り戻す事。
その結果が卵子の質の向上となるのです。
 


 
質の良い卵を育てる為に必須となる血流の改善。
 
 
足裏は様々な反射区と呼ばれる内臓の反応点があり、血液循環にもかなり重要な場所になります。
 
 
足裏を押してみると全体が硬かったり、特定の部位が硬かったりする方と様々な反応があります。
 
 
硬いというのは東洋医学では実の状態を表し、エネルギーが滞っているサインです。
 
 
真人之息以踵。衆人之息以喉
 
という古典の一説があります。
 
 
「一般人はのどで呼吸するけれど、悟った人はかかと=足の裏で呼吸する」
 
 
実際に足裏で呼吸しているわけではありませんが、大地と小宇宙である人をつないでいる所なので古典的にも重要視していたんです。
 
 
 
そして足は第二の心臓とも言われる場所ですね。
 
 
重力で下がった血液や老廃物は足にそれらを押しもどすポンプが正常に働いてなければ、どんどん足に溜まってしまい、むくみや冷えが起きてしまいます。
 
循環していかないということは質の良い卵になりにくいって事につながってしまいます。
 
 
足裏の色は顔色と同じように体調を表す場所なんです。
 
 
落ちこんでいたり、エネルギー不足だったりすると白っぽくなり、興奮したり、怒りをためているときは赤っぽくなったり、日々の状態によって変化するんです。
 
 
実は足裏の色は体調を示すことに加えて、そのときどきの精神的な状態も表しています。
 
 
足裏を客観的にみて、現在の自分の体質や心理状態を見直す目安として体質改善に役立てていきましょう。
 
 
では見るべきポイントはどこか。
 
母子球、小子球、かかと。
 
ここの色合いをみて下さい!
 

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色は血色の良い「ピンク色」が理想的。
 
 
そして健康的なピンク色以外では不調の出ている部分にそれぞれ色味があるんです。
 
 
それが白、黄、紫、赤の4色。
 
 
 
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ピンクは心身ともに健全な理想の色合いです。
 
心身ともに健康なので、この状態を維持する為にも足裏をセルフケアしてくださいね。
 
 
白は胃弱、貧血など体調の低下に要注意。
 
東洋医学でも白は肺、呼吸と免疫に関係しており、エネルギー不足の状態をあらわします。精神的なストレスやプレッシャーが続いている場合にも反応が出ています。貧血に注意し、栄養価の高い食事を心がけてくださいね。
 
 
 
黄は消化器系や体全体に疲れがたまっている反応。
 
黄は脾胃と関係しており、消化器系の機能が低下して疲労が蓄積している反応です。肉体疲労が出ているサインでもありますので、よく噛み消化に良いものがオススメ。
 
ゆっくり休息を取り、リラックスを心がけてくださいね。
 
 
 
紫は血液循環の滞りや血液の酸化に注意が必要です。
 
東洋医学的には黒に相当する色合いです。冷えやむくみなど、血液やリンパの流れが滞り、排泄の機能が下がっている人に多く出てきます。
 
足先からしっかりと温めてあげましょう。
 
 
 
赤は余分なエネルギーが過剰にたまっている状態。
 
エネルギーがありすぎる状態で熱性の反応を示しています。五臓では心や肝に影響がでてきます。
 
興奮していたり、怒りをためていたりしていないか見直すようにしてみて下さい。
 
 
 
 
 
 
続けて、特に婦人科に関係してくるパーツごとに少しみていきたいと思います。
 
ぜひ痛い場所もチェックしてみましょう。
 
 
親指はホルモンバランスが崩れていると非常に痛みを感じる場所です。
 
その為、生理不順などがある人も親指を押すと痛みがあると思います。
 
そして卵巣の不調も表しています。
 
 
ホルモンバランスの乱れは妊活に大敵です。
 
ホルモンバランスを整えることによって、質の良い卵子を育てることができ、妊娠力を高めることができます。
 
また、腰痛や生理痛がひどい人は親指の痛みを改善していくと腰痛・生理痛の痛みも和らぎますよ。
 
 
 
 
小指は生殖機能に関わる部位です。
 
また、小指にたこができている場合は卵巣の血流が悪くなっている事が懸念されます。
 
歩き方、立ち方を見直していきましょう。
 
 
 
最後はかかと部分。
 
かかとは下腹部を表しています。
 
かさかさしていたり、固かったりするのは下腹部が冷えているということです。
 
下腹が冷えていると言うことは卵巣、子宮周りの血流が良くないことをあらわしています。
 
後ろ重心になっているので体幹部をしっかりとさせましょう。
 
 
 
 
 
是非参考にして体質改善を継続していきましょう!

妊活 〜下着の選びで体質改善〜

体質改善してますか?     
 
 
青葉区市ヶ尾の鍼灸院 妊娠しやすい体質への改善、マタニティから産後ケア、女性の健康と美容のライフサポートをする いとう鍼灸院 伊藤です。     
 
 
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本日のお話は『下着選びで体質改善』
 
 

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妊娠しやすい体作り、体質改善の目的とは?
体の根本的改善、生きる力、育む力を取り戻す事。
その結果が卵子の質の向上となるのです。
 
 



質の良い生命力にあふれた卵子を育む為には卵巣への血液を良くする事が大切になります。
 
下着を変える事も体質改善へ役立ちます。
 
ではズバリ!
どんな下着を選べばいいの?
 
 
それは体をしめつけない下着にすること
 
 
体を締めつける下着やガードル類、ナイロン製のパンスト、補正下着などは血行不良を招くだけでなく、実はむくんだり、からだがゆがんだりと本来の体型維持にも実は逆効果って知ってました?
 
 
特に月経中は鼠径部や腹部をしめつけない服装にするとからだが楽になるはずですよ。
 
 
 
では何故締め付けの強いものが悪いのか。
 
 
小さめのショーツ、ガードル、パンストなどは大腿部のつけ根にある大腿動脈や鼠径部のリンパ管を圧迫し、下半身だけでなく、卵巣や子宮の血液循環がスムーズにいかなくなってしまいます。
 
 
下半身へ流れるはずの血液が流れにくく、卵巣周囲の血液がうっ血しまったり、下半身から戻る血液循環量を阻害してしまうと卵巣疾患の引き金にもなってしまいます。
 
 
その結果、質の良い卵子を作ることができなくなってしまうのです。
 
 
女性用の下着はちょうどビキニラインに沿ったものが多いですよね?
 
 
一般的なショーツは伸縮性のある生地で作られているため、 鼠径部やお腹まわりが窮屈に感じたり、朝はいいけど、夕方からキツく感じたりなんて経験ありませんか?
 
 
質の良い卵子を作るためだけでなく、小さめショーツにナイロン製のパンストを履いて1日中デスクワークなんてしていたら冷え性まっしぐら!!
 
 
また鼠径部の持続的な刺激、圧迫は自律神経にまで影響してしまうんです。
 
 
これはレイリー現象と言って、中枢であれ末梢であれ自律神経のどこかに、強い弱いにかかわらず、持続的な刺激を与え続けると病的な自律神経反射をおこすと言われる反応。
 
 
ショーツやパンストでの鼠径部圧迫だけでなく、わき、足首などにもゴムひものキツイ衣類や靴下、スキニーパンツなどで体を絶えず圧迫刺激していると血管や内臓の働きなどに変化が生じ、自律神経の乱れを招くといわれています。
 
 
ではどう対処していけばよいのか。
 
 
まず自分の体にジャストフィットする物より1サイズ上の下着をつけましょう。これはショーツの場合。ブラは締めすぎでなければある程度体にあうサイズでかまいません。
 
 
仕事中は制服もあるし絶対無理なんて人でも、自宅に帰ったり、お休みの日にはゆるゆるファッションにしてみてください。
 
 
過度な締め付けから体のストレスを開放してあげましょう。
 
 
普段身に付ける下着の素材はコットン素材がおすすめです。
 
 
静電気が起きやすいポリエステル、レース素材は汗を吸わないだけでなく、冷えやすい素材ですのでさけて下さいね。
 
 
排卵日などオリモノが多くなる時期は下着もこまめに取り替えたりして雑菌を防ぎ、清潔に保ちましょう。
 
 
 
是非、参考にして体質改善を継続していきましょう。

内臓下垂と不妊体質

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青葉区市ヶ尾の鍼灸院 妊娠しやすい体質への改善、マタニティから産後ケア、女性の健康と美容のライフサポートをする いとう鍼灸院 伊藤です。     
 
 
妊娠しやすい体への体質改善にはネットや本から知識を入れるだけでは何も変わりません。     
 
 
知識を得たら必ず実践、行動して質のよい卵を育てていきましょう。      
 
 
本日のお話は『内臓下垂と不妊体質』
 
 
妊娠しやすい体作り、体質改善の目的とは? ずばり、卵子の質の向上です。
 
 
 
妊娠しにくくなっている女性では「骨盤の捻れ」と「内臓下垂」が問題の1つにもなってしまいます。
 
 
もちろん、骨盤の捻れや内臓下垂がある人全てが妊娠しにくいわけではなく、不妊体質になっている方はこのような症状をお持ちの方が多いという事です。
 
 
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では何故、骨盤の状態が悪いと妊娠しにくくなってしまうのか。
 
理由は3つ。
 
 
1. 骨盤が捻れると一方の卵管が引っ張られ、もう一方は過緊張を起こしている状態。
 
卵管が捻れていると卵子が子宮までスムーズに移動できなく、卵管の内部環境にも影響が起こる事もあります。
 
その為に受精がうまく出来ず、子宮外妊娠という結果にも繋がってしまいます。
 
 
2. 骨盤の傾きによる短下肢(一方の足が短い)が起こっている状態。
 
短下肢側に子宮が下垂し、卵管も詰まったり、捻れたり、反対側では引っ張られたりもしてしまいます。
 
 
3. 胃や腸(S字結腸)が下垂して、その下の子宮を圧迫してしまっている状態。
 
卵巣や卵管、子宮の上にある腸などの臓器が落ちてくる事でその下にある臓器まわりの血流をわるくしてしまったり、その為に機能低下を起こすことが多くなります。
 
下垂する事によって腸自体の働きも落ちてしまう為に吸収、排泄がスムーズにできなくなり、せっかくの栄養素も吸収しにくく、排泄が滞る為に毒素を再吸収してしまったりもします。
 
 
それでは内臓下垂になる原因はなんでしょうか。
 
 
まず骨格的、筋肉的な問題から考えてみると、腹筋や骨盤底筋など体幹部にある筋肉量が足りない、又は筋肉がうまく働けていない事が挙げられます。
 
 
また日常の姿勢などが悪く、骨盤が歪んで内臓を支えられなくなっている事も考えられますね。
 
 
 
そして食習慣でも内臓下垂は起こるんです。
 
不規則な食習慣、コンビニ食や添加物の多い食事、糖質たっぷりの食品で内臓に負担がかかっており、内臓を支えている筋肉自体の栄養状態が悪い為に
 
 
 
ではどうやって改善していくべきなのか。
 
 
なるべく下腹部を圧迫し過ぎないようにして下さい。
 
女性の下着はどうしても鼠径部、下腹を圧迫してしまうものが多いのも事実。
 
小さめのショーツやパンストなどは避けた方がいいですよ。
 
 
 
消化不良を起こさないようによく噛んで食べる。
 
よく噛んで食べる事で唾液が多く出ます。
 
唾液は消化を助ける作用、胃酸を出しやすくする作用があるので効率よく栄養を吸収する事を助けてくれます。
 
腸に負担をかけずにスムーズに吸収してもらいましょう。
 
負担をかけないということは機能低下を起こさないようにし、内臓下垂を起こさないことにつながります。
 
そして意外と思うかも知れませんが踵からの衝撃をあまり強くしないことも大切です。
 
 
踵には卵巣、子宮に関係した反射区と呼ばれる反応点があります。
 
踵からの衝撃は骨盤や卵巣、子宮に影響してしまうこともあるんです。
 
 
歩行の観点から見ても踵からついて歩くは実は誤りなんです。
 
 
それはまた別の機会に細かく書きたいと思います。
 
 
 
是非、参考にして体質改善を続けましょう!!

五味から学ぶ体質改善

体質改善してますか?     
 
青葉区市ヶ尾の鍼灸院 妊娠しやすい体質への改善、マタニティから産後ケア、女性の健康と美容のライフサポートをする いとう鍼灸院 伊藤です。     
 
妊娠しやすい体への体質改善にはネットや本から知識を入れるだけでは何も変わりません。     
 
 
知識を得たら必ず実践、行動して質のよい卵を育てていきましょう。      
 
 
本日のお話は『五味から学ぶ体質改善』
 
 
妊娠しやすい体作り、体質改善の目的とは?
 
ずばり、卵子の質の向上です。
 
 
体質改善の為には食の改善は必須になります。添加物を避ける、コンビニ食は止める、甘味は取りすぎないなどなどありますが、そもそも体にはその時の状態に合わせて欲しがる味があります。
 
 
それを東洋医学には五味と表現します。
 
 
肝心脾肺腎の臓にそれぞれ味覚が割り振られいるんです。
 
 
体の状態によって求めている味があり、適度に取ると臓腑の不調を治してくれるという考え方になります。
 
 
今日は酸っぱい物が食べたいな。スパイスの効いた辛い物が食べたいな。って思いますよね?
 
これは臓腑の働きが落ちて疲れている為に栄養として欲している味になるんです。
 
 
それでは1つずつ見ていきたいと思います。
 
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酸味(肝)ー多汗・寝汗・下痢・頻尿や気の漏れなどを抑えたり、逆にウイルスの入り込む隙を無くす作用をもちます。
 
 
苦味(心)ー体の熱をさまし、余分な水分(毒)を排出する作用があります。のぼせ・イライラ・発熱・湿疹・吹き出物・便秘の改善にも役立ちます。
 
 
甘味(脾)ー痛みを緩和する、緊張をほぐす、疲れている時に食べると元気が出る(滋養強壮・疲労回復)の作用があるので、疲れたときに摂ると癒されます。
 
 
辛味(肺)ー体を温めてくれる為、発汗作用と気血のめぐりを良くする作用があります。体内に滞ったものを外へ排出(排毒)する目的で活用すると良いでしょう。また、冷えや消化不良にも活躍します。
 
 
鹹味(腎)ー硬いものを柔らかくする作用、体を潤す作用と利尿作用があります。しこりをやわらかくするのでリンパ節の腫れや痛み、硬いものを柔らかくしてくれるので便秘に良いとも言えますね。
 
 
このように五臓に合わせて五味があり、状態に合わせて組み合わせてみて下さい。
 
 
しかし、取り過ぎたりすればそれもまた逆効果。
 
疲れたから甘いものが食べたいと食べ過ぎてしまってはただの依存になり、臓腑の働きを悪くしてしまいますからね。
 
 
この関係を相剋関係といいます。
 
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 木は土に根を張り縛り、養分を取ります
 
土は水を塞き止め、澱ませます
 
水は火の勢いを消します
 
火の熱は金を溶かします
 
金は刃物となり木を薙ぎ倒します
 
 
過ぎたものは対象になる臓腑を攻撃してしまうんです。
 
 
これを五味に当てはめてみると。
 
 
酸味ー脾胃(甘)を害し、胃を弱くする。
 
食べすぎると膵臓・胃を傷めますので「甘味」で加減します。
 
 
苦味ー肺皮毛(辛)を害し、風邪を受けやすくなる。食べ過ぎると肺・大腸・鼻を傷めるため風邪にかかりやすくなります。「辛味」で加減します。
 
 
甘味ー腎膀胱(鹹)を害し、浮腫みが生じる。食べ過ぎると腎臓・膀胱を傷めるため、毛髪・肌に良くなく、浮腫みの原因となります。「鹹味」で加減します。
 
 
 
辛味ー肝胆(酸)を害し、肝機能を弱める。
 
食べ過ぎると、気が消耗するので肝臓・胆嚢・目を傷めることにつながります。「酸味」で加減します。
 
 
 
 
鹹味ー心血(苦)を害し、循環器系の不調が生じる。食べ過ぎると血の粘度があがり、血の流れが滞るので心臓や小腸を傷める傾向にあります。「苦味」で加減します。
 
 
 
例えば甘味には辛味を配合する事でもたれを軽くし、相克の位置の腎(鹹)を傷めないように、少量の塩を配合するといったようにするとバランスがとりやすくなりますよ。
 
 
辛味であれば、肝(酸)を傷めないように酸味を配合する。
 
 
これを五味調和といって、この調和を考えて食生活を改善していくと五臓六腑のバランスがとれてきますよ。
 
 
 
体質改善は自分の状態の把握から。
 
 
自分の体調を考え、五味調和を意識してみて下さい!

卵と腎の関係 〜古典に学ぶ妊娠に必要な腎の重要性〜

東洋医学では五臓六腑にそれぞれ対応した経絡というエネルギーが通る道(流注)があります。そして卵巣と関係の深い経絡・臓腑は「腎」になります。
 
 
腎は卵巣を司ると言われているんです。
 
 
腎の働きが悪くなってくると、卵巣自体の働きや能力の低下を招くと考えられます。
 
 
不妊体質、流産傾向、早発閉経などは腎の力の弱い方に多いと言えます。
 
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出産に至るまでに必要なよい卵子を育てる為には腎の働き、腎の経絡の働きが必要不可欠なんです。
 
 
卵巣に問題を抱えている方は腎の経絡に異常が見つかる事が多いんです。
 
 
 
腎の経絡の異常では自覚症状はあまりありませんが、腎の異常として一番のチェックポイントは「然谷穴」と言うツボになります。
 
 
 
ここに強圧痛のある方は腎の経絡が滞っている可能性が高いです。
 
 
そして、病院での不妊治療をされている方は注意が必要な事もあります。
 
 
例えば排卵誘発などで卵巣に自然ではあり得ない負担をかけた場合、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)を発症する可能性があります。
 
 
本来は自然な排卵周期では1つしかできない卵胞を数十個作ってしまうので、元々3〜4cmほどの卵巣が軽症では6cm、重症になると12cm以上にまで腫れ上がってしまうんです。重症化して入院まで行く方は0.8〜1.5%と言われていますので重症化する割合としてはあまり高くありません。
 
 
しかし、普段から腎に問題を抱えている方に多く発症する可能性がありますのでご自身での体質チェックはしてみてくださいね!
 
 
OHSSは腎の能力を高めてあげる事で症状が改善されていきますので積極的に腎の力を上げていきましょう。
 
 
そして、腎の問題で忘れてはいけないのが不育症。
 
 
受精して着床はしたけど流れてしまう症状です。
 
 
これも子宮の問題よりむしろ卵に問題があるんです。
 
 
不育症を腎の観点から見て行くと理由が納得できますよ。
 
 
不育症の原因は胎児の染色体異常が7割を占めると言われています。染色体異常は卵巣における卵子の減数分裂の際に起こると言われています。
 
 
腎が卵巣を司るわけですから、腎の働きが弱く、卵巣自体にエネルギーを送る事ができなかった場合、よい卵は作る事ができなく、エネルギー不足の卵子になってしまっていますよね。
 
 
だからこそ「腎」の力を充実させることが重要となるんです!!
腎の状態をよくして、質のよい卵を作るが大切になりますね!
 
 
もちろん、卵子の状態がよくても妊娠の維持に腎が貯蔵する精が使われるため、週数を経過するにしたがって、腎の機能は低下しやすくなります。
 
 
その為、脾による気血の補充が十分でなかったり、肝による蔵血がうまくいかなかったりして、それが腎の蔵精にまで影響してしまうと、妊娠の維持が難しくなります。
 
 
まずは腎の働きを良くして質のよい卵を作る事、そして脾、肝の働きを活性化させて妊娠力をつけていきましょう。
 
 
腎の養生はこちら
 
 
脾、肝はまた別の機会にお話していきます。

性欲と腎

妊娠しやすい体質への改善、
マタニティから産後ケア、
女性の健康と美容のライフサポートをする いとう鍼灸院 伊藤です。



東洋医学では「腎は精を貯蔵する」と言いい、性にとても深く関係しています。
精は西洋医学では成長ホルモンと言い換えることが出来ます。
 
では性欲と腎の関係の前に腎の事を少しまとめてみたいと思います。
 
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少し難しい説明かもしれませんが知っておくと性欲減退が何故起こるのかが分かってきますよ。
 
 
東洋医学では腎にある精氣を「腎氣」といい、腎氣には生まれたときから持っている「先天の精」と、食事などにより得られる「後天の精」があります。
 
 
腎の精気とは何か。
 
 
腎にある精は氣に変化し「腎氣」となります。
 
 
物質的なもの(精)がエネルギー(氣)に変化すこると言う事です。
 
腎精と腎氣を合わせて「腎の精氣」と呼びます。
 
 
車で例えると、走らせるにはガソリン(精)が必要ですがガソリンのままでは車ははしりません。ガソリンを燃焼させてエネルギー(氣)にすることで動かすという事です。
 
 
そして、腎には「腎陰」と「腎陽」というものがあります。
 
 
陰陽で分けると精は陰に属するので腎精を腎陰とし、氣は陽に属するので腎氣は腎陽と呼ばれます。
 
 
腎陰(腎精)は「陰液」の根本となるもので、体内の臓器を潤し、滋養します。
 
 
腎陽(腎氣)は「陽氣」の根本となるもので、臓器を温める、新陳代謝を促進します。
 
 
女性に多い体が冷えるというのは腎陽の不足(腎陽虚)、更年期などのホットフラッシュは体が乾いて微熱が出たりする腎陰の不足(腎陰虚)ということになります。
 
 
では本日の本題の性欲という面でみていきます。
 
 
腎精の作用のなかに脳の滋養があります。
 
「腎精」が不足して脳を滋養できなくなり、性欲の減退が起こるのです。
 
 
西洋医学的な解釈を付け加えると、性的な刺激はすべて脳で処理され、性ホルモンを分泌させるのも性欲もすべて脳がコントロールしています。
 
 
性欲のメカニズムは視覚的刺激(みる)、聴覚的刺激(きく)、触覚的刺激(ふれる)といった五感が刺激を受け、そのすべてが感覚神経を通って、脳に伝わります。
 
 
 
その時、その情報が大脳を支えている脳幹の中にある視床下部というところに働き、性欲中枢を興奮させ、脊髄を通って性器に伝わります。
 
 
 
また脳下垂体からの性ホルモンの分泌も、この視床下部によってコントロールされています。
 
 
その為、腎精が不足するとこのシステムが低下してしまう事で性欲の減退が起こるという事なんです。
 
 
その為、腎精を補う事が性欲を維持するという事につながるんです。
 
 
 
また、体の歪みからも性の事が分かります。
 
 
右の腎を腎陽といい、直接的で現実的な性の肉体的快感=オルガズムの世界を受け持ちます。
 
 
左の腎を腎陰といい情愛的で精神的=ロマンティックな世界を受け持っています。
 
 
 
体の歪みは性癖も左右してくる可能性があるんですよ。
 
 
例えば、腎が位置している高さの左右の硬さやバランスが崩れていたり、硬くなってしまっていると動作自体に歪みを生んでしまいます。
 
 
この結果、腎の機能が落ちてしまいら性欲のバランスを崩してしまう事もあるんです。
 
 
勿論、逆も言えるのでうまく性欲が満たされていなかったり、不満があったり、性に対する不安があれば、腎機能や腎精(エネルギー)の停滞を生み、これらが左右片方の起立筋を硬くして筋バランスを悪くしてしまうなんて事も。
 
 
たかが腰痛、腰の硬さなんて思っていても、意外と性欲と関係していまりもするんです。
 
 
体が真っ直ぐにらなると性的な感情、性欲もコントロールしやすくなりますよ!
 
 
最後に性欲をしっかりする為の腎の養生法。
 
腎が精を蓄える季節は冬になります。
 
1日では夜の11時から夜中の2時までの3時間が腎の時間帯となります。その為この時間に睡眠のピークを持ってくることが大切になります。
 
腎精を補う為の食材としては
1. 黒い食材(黒豆、舞茸、黒きくらげ、玄米)
2. 豆類(大豆、小豆、黒豆、いんげん)
3. 野菜(ブロッコリー、ほうれん草、白菜、かぼちゃ)
4. 果物(りんご、キウィ、みかん、ゆず)
5. 種実(ごま、胡桃、松の実、くこの実、桑の実)
 
などがあります。

これらを食事に取り入れて腎精を補ってください。
 
鹹味(かんみ)も補うとより効果的ですよ。
  鹹味についてはこちらを見てください







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